縦割りと上下で分ける二世帯住宅、どちらが良い?

2016-12-03 ハリーさん
  • 完全別世帯
  • 二世帯住宅
  • 縦割り
  • 上下

それぞれ完全別世帯の二世帯住宅を建てる場合、縦割りと1階、2階の上下で世帯を分けるのと、どちらが良いでしょうか。上下で分けた二世帯住宅が多いみたいですが、そうすると上下同じ広さ、あるいは上の階の方が狭くなりますよね。私の世帯は4人家族、親は夫婦2人で、私の世帯の方が部屋数、坪数は多くとろうとすると下の階になり、親がこれから体力がきつくなることを考えると、上の階はきついと思い、縦割りの方がいいのかなと考えています。縦割りの二世帯住宅にするデメリットはあるのでしょうか。上下で分かられる二世帯住宅が多いので、それなりの理由があるのかもと思いまして。

専門家の回答

一級建築士事務所 小川貴之建築デザイン

ハリーさん、はじめまして。
以前、2世帯住宅を設計した経験をもとに回答させていただきます。

<縦割りで分ける場合>
縦割りのデメリットは、それぞれの住居で階段が必要となり階段2つ分のスペースを取られるため全体として使える面積は小さくなります。上下階に分けた場合に不要となる廊下スペースも増えるため、同じ床面積でも使える有効スペースは上下階に分けた場合より小さくなります。
例えとして、同じ面積の2階建ての戸建てとワンフロアのマンションを比べた場合、マンションのほうが階段がなく、廊下も少ないため、有効スペースが大きくなると考えるとわかりやすかもしれません。

<上下階で分ける場合>
上下階で分ける場合、ご両親の年齢を考慮して親世帯が1階とされるケースが多いです。
2階建ての真四角な建物を考えた場合、1階部分に2階への階段や玄関、またガレージや倉庫などのスペースが設けられることもあるため、一般的に2階のほうが1階より広くなります。
用途地域によりますが、3階建てにできる場合は1階親世帯と2階+3階子世帯と分けるケースもあります。

<補足>
2世帯住宅でよく挙がる話として、将来的にご両親が先立たれた場合の親世帯住居の利用についてどうするかを考えておく必要もあります。具体的には子世帯と拡張して利用できるようにする、賃貸として貸し出せるようにしておく等が考えられます。
特に賃貸を想定する場合は注意が必要です。上下階で分ける場合は、親世帯が1階だとしても、2階の子世帯の生活音はある程度許容されると思いますが、賃貸となるとしっかりとした遮音、防音対策が必要です。その点、縦割りのほうが遮音、防音対策はしやすいと言えます。

<まとめ>
お住まいを計画する土地の広さ(広いか狭いか)と用途地域(3階まで可能か)によって、縦割りと上下階割りどちらがよいかを判断できると思います。
都心のように敷地が大きく取れない場合は縦割りは難しく、郊外のように少し敷地が広く取れる場合は、縦割りも十分に検討できると思います。
ハリーさんのご計画の参考にしていただければ幸いです。

小川 貴之

一級建築士事務所 小川貴之建築デザイン

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