無理をしない家づくりで、ここちよい毎日を|難しくない住まい
現在千葉市内で【 自邸 】を建築中です。
“小さな家が、ちょうどいい暮らしをつくる”
“無理をしない家づくりで、ここちよい毎日を”
をコンセプトに丁寧に設計を進めてきました。
完成見学会を予定していますのでお気軽にお問い合わせください。
◆暮らしをつくる家、家をつくる想い
・断熱等級6(UA値0.46|HEAT20 G2~G3水準)
・耐震等級3(許容応力度設計)
・C値0.7以下(気密性能/中間測定時)
・長期優良住宅対応
・一次エネルギー消費量等級6/ZEH(GX ZEHなど)対応可/BELS評価対応可
・高耐久仕様
・自然素材の活用
・日本の職人さんによる確かな手仕事を活かす家づくり
・小さな家でも快適に暮らせる設計
冬は、太陽のあたたかさを静かに抱き込む家。
夏は、庇や窓の設計が光を整え、心地よい影をつくる家。
そんな “自然の力(パッシブデザイン)” を大切にしながら、
耐震・断熱・気密・通風・日射コントロールといった性能を磨き、
さらに光熱費や維持管理費(ランニングコスト削減)など、暮らしの先々まで見据えた
“住まい全体の最適化” を行っています。
そこに欠かせないのが、
日本の職人さんが手をかけてつくる、確かで美しい仕事です。
自然素材が持つ表情や触り心地を生かしながら、
細部に宿る手仕事の積み重ねが、住まいの寿命と豊かさを支えています。
日々の暮らしが快適で、心と体に無理がなく、
十年後も、二十年後も「この家にしてよかった」と思えること。
そして、
この家が “いま” を支えるだけでなく、次の世代へも安心して手渡せること。
家族の成長や暮らしの変化を受け止めながら、年月を経ても価値が失われず、
むしろ住むほどに深みや魅力が育っていく――
そんな “受け継ぐことのできる住まい” をつくること。
それが、私の考える “当たり前の性能” であり、住まいづくりの “揺るぎない想い” です。
『適正サイズの難しくない住まい』
建築費が年々上昇している昨今、
家族が新たに住まいを建築する上で、資金面や床面積、温熱環境を素直に考慮し、
無理なく、過不足なく、健康的に暮らせる、そして次の世代へ受け継ぐことができる、
住まい手にとっての『適正サイズの 難しくない 住まい』をご提案したいと考えています。
ここからは、住宅設計における 難しくないこと について、私なりの考えをお話します。
難しくないという価値
住宅設計において「難しくないこと」とは一体どういうことでしょうか。
それは、機能やデザインの面だけでなく、暮らしのあらゆる側面において、シンプルさを追求することだと感じます。
難しい家、つまり複雑な設計や機能に頼った住宅は、一見すると斬新で魅力的に思えるかもしれません。
しかし、それが住む人にとって真に快適で、長く愛される家となるかどうかは別問題です。
難しくない家がもたらすメリット
住宅を構成する要素に対して「難しくしない」というアプローチは、多方面で大きなメリットをもたらします。
・イニシャルコストの抑制
建設費が膨らむ主な要因は、過剰な設備や特殊な設計、複雑な形態に起因することが多いです。
「必要なものを必要なだけ」という考え方に基づけば、建築費用を効率的に抑えながら、質の高い家づくりが可能になります。
・ランニングコストの最適化
維持管理のしやすさや耐久性を考慮した材料選び、シンプルな設備設計は、日常的な消耗品の交換やメンテナンス費用を軽減します。
また、掃除の手間が少なくなる設計は、住まい手の負担軽減にも直結します。
・時間と手間の軽減
日々の暮らしの中で、過剰な機能やデザインは「負担」に変わることがあります。
操作が複雑な設備や掃除が大変なデザインは、次第に煩わしさを生む原因になりがちです。
シンプルで直感的な設計は、そうした負担を回避する鍵となります。
骨格・材料・設備の選び方
「難しくない家」を実現するためのポイント
・骨格のデザイン
無理に複雑な形状にするのではなく、シンプルかつ機能的な間取りを心掛けることが重要です。
これにより、構造が強固になり、耐震性や耐久性の向上につながります。
・使用する材料
耐久性が高く、環境負荷の少ない素材を選ぶことで、ライフサイクル全体でのコスト削減が可能です。
また、風合いや経年変化を楽しめる素材は、住まう人に愛着を持たせる要素にもなります。
・窓/照明の配置
窓や照明の設置は手が届く位置を基本とし、掃除やメンテナンスが容易なように配慮します。
また、必要に応じてキャットウォークなどのメンテナンス用通路を設けることで、使い勝手をさらに向上させます。
・水廻りの配置
将来的な高齢化を見据えた設計が重要です。特に2階に水廻り(浴室など)を配置する際は、慎重に検討する必要があります。高齢者や体の不自由な方にとって、移動や使用の負担を最小限にする工夫が求められます。
・設備機器の選定
最新機能ばかりに注目するのではなく、基本性能が高く、操作が簡単で扱いやすい機器を選ぶことが大切です。
これにより、日々の使用やメンテナンスが楽になり、長期的な安心感を得られます。
永く暮らすための本質的な問い
「難しくないこと」は、決して「手を抜くこと」ではありません。
むしろ、住む人の暮らしに真摯に向き合い、本質的な問いを突き詰めることに他なりません。
その結果として、「難しくない家」が住まい手にとって、居心地がよく、健康的に暮らせ、
そして、環境にも配慮された、次の世代へ受け継がれる持続可能な住まいとなるのではないでしょうか。
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