※Rinnai 乾太くんカタログより抜粋
家で過ごすことを考えた時に
家事をどのように考えるのかによって
間取りや部屋の位置関係にも
色々と繋がる部分があります。
特に洗濯などの時間を
どうい考えるのかによっては
洗濯脱衣室をメインの洗濯場とするべきなのか
それとも部屋干し部屋や
家事室を考えるべきなのか
色々な間取りプランの方向性が
存在します。
家づくりを検討されている方のなかには、
現住居の動線が不便、
家事に費やす時間が長いなどの
家事ストレスを抱えている方も
いらっしゃるかと思います。
家事ストレスは
間取りで解消することもできますが、
設備を入れ替えることで
解消することもできます。
負担の大きいと感じる
家事の一つ「洗濯」に関連する事。
例えばですが設備機器での
ガス衣類乾燥機。
ガス衣類乾燥機とは
共働きで洗濯をするタイミングが
限られている方や、
家族が多かったり
スポーツをしていたり
着替えが多く必要だったりで
1日に何度も洗濯をする必要がある方などは、
洗濯にストレスを
感じているのでは?。
一連の洗濯作業の中でも
特に負担の大きい作業が「乾かす」です。
洗濯機から離れたところに
物干し場がある場合、
洗った後の脱水した状態でも
濡れて重い洗濯物を運ぶのは重労働で、
干す作業も手間がかかります。
最近では花粉やPM2.5などを気にして、
室内干しや洗濯乾燥機で
洗濯から乾燥までを
完結されている方もいらっしゃいますが、
この場合、
室内干しだと生乾きの臭いが気になったり、
洗濯乾燥機だと
乾くまでに時間がかかり、
1日の洗濯回数が限られるため、
不便さを感じている方も多いと思います。
また防犯の事や突然のゲリラ豪雨等も
環境の変化によって、
最近では衣類乾燥機の設置を
検討要素に入れる事も増えています。
特にガスを使用して
洗濯物を乾燥させる「ガス衣類乾燥機」はパワーがあり、
5㎏の洗濯物だと約1時間弱で済むなど、
電気式に比べて約1/3の時間で
すばやく乾かすことができ、
加えて洗濯機と乾燥機が分かれているため、
洗う・乾かすが同時並行で行え、
物干し場への移動や
洗濯物を干す・取り入れる作業が
省けることで
家事の時短化につながるなどの
メリットが多く、
家造りの打ち合わせの際には
基本的に「会話」の中「対話」の中に
盛り込ませていただくようにしています。
ガス衣類乾燥機の特長としては
家事時間を大幅短縮が出来るという事。
先にも書きました、
仕分け洗濯をされる場合や
1日の洗濯量が多いとき、
洗濯機と乾燥機が独立していると
洗濯機が2回目の洗濯をしている間に、
乾燥機で1回目の乾燥を行えて効率的です。
また、ガス式は
電気式よりも短時間で
乾かすことができるため、
家事時間を大幅短縮できます。
仕上がりが気になる臭いについても、
ガスならではのパワフルな温風で
乾燥しながら生乾き臭の元となる
菌の発生を抑制するため、
気になる方が少ないのも事実です。
手間を掛けずに
ふっくらやわらかな
気持ち良い仕上がりになる
というメリットもあります。
物干し場が小スペースになるということ。
衣類乾燥機を上手く活用できると、
間取りの中で
物干しスペースを
それほど大きく取る必要がなくなるため、
その分リビングを広くしたり、
ユーティリティや収納にゆとりを持たせたり、
間取りにもメリットが生まれます。
毎日の洗濯で
ストレスを感じている方、
家事動線で悩まれている方は
そういう部分にも目を向けて
家造りを検討すると
意外に解決する事も増えるかと思います。
ガス衣類乾燥機を
検討される場合の注意点。
ガス衣類乾燥機はガス機器のため、
設置には専用のガス栓や
排湿のためのパイプを設けるなどの
工事が必要となります。
設置条件を満たさない場合は
設置ができないため、
家を建てた後からですと
設置が難しい場合もありますので、
ガス衣類乾燥機を設置する
予定があるようでしたら、
新築時に設置するか、
将来的に設置できるように
計画されることをおすすめします。
間取りの工夫と暮らし方の工夫に
ソフト面とハード面からの
アプローチは大切だと思います。
暮らすことを考えて
そういう意識を大切に
家造りを楽しんでください。
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■やまぐち建築設計室■
建築家 山口哲央
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