著者:クローバー建築設計事務所(建築家・設計事務所/千葉県)
2024-10-17更新
旧自治会館の耐震診断の相談から始まった計画です。
当初の設計図と実際に施工された構造が異なっており、診断の結果震度5~6弱で倒壊の恐れがあることが判明して耐震改修の必要がある状況でした。
また、築30年を経過して内外装、設備など改修の必要があること、さらに利用者の高齢化で2階ホールに自力で上がることが難しくなってきていることから大規模な改修の必要がある状況でした。何度も議論を重ね、予算の検討を行った結果、改修ではなく建替えでの計画となりました。
ここの自治会は活動が活発で、年中様々なイベントや会合が行われるため、自治会館は日常的に地域の方々に利用されています。
今回の計画では、高齢者が利用しやすいように平屋建とし、45帖のホールと15帖の会議室、事務室、給湯室、男女トイレと多目的トイレを配置し、靴の脱ぎ履きをしやすいようにベンチも設置し、車椅子の方も利用しやすいように配慮しています。
完成から1年以上経過して、建替えたことで様々な問題点が解決し、日々地域の方々に利用されています。
著者:クローバー建築設計事務所(建築家・設計事務所/千葉県)