同じ間取りなのに落ち着かない理由 ・「正解の家」がしっくりこない本当の原因

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2026-01-07更新
同じ間取りなのに落ち着かない理由 ・「正解の家」がしっくりこない本当の原因
同じ間取りなのに、

なぜ「落ち着く家」と

「息苦しい家」が生まれるのか?。



家づくりや暮らしについて考えていると、
こんな言葉を耳にすることがあります。

※和をモチーフに

陰翳礼讃を意識した暮らしのテーマを提案



「間取りも悪くないはずなんです」
「設備も整っていると思います」
「でも、なぜか落ち着かなくて…」

実はこれ、とても自然な感覚です。



同じ出来事でも、

人によって受け取り方が違うように、
住まいもまた、
同じ間取りでも

感じ方がまったく違うものだからです。



出来事ではなく、

「受け取り方」が世界をつくる



たとえば、
上司に少し注意されたとき。

ある人は自分を責め、
ある人は成長のヒントとして受け取り、
ある人は気にも留めません。



この違いを生んでいるのは、
出来事そのものではなく、
その人が無意識に通している
経験・思い込み・価値観というフィルターです。



私たちは、
同じ世界を生きているようで、
実はそれぞれ違う世界を見ています。



住まいも、暮らしも、よく似ています

住まいの設計でも、
同じようなことが起こります。



同じ広さ。
同じ間取り。
同じ性能。



それでも、

・なぜかホッとする人
・少し息苦しく感じる人

が生まれます。



それは、
「良い・悪い」の問題ではありません。

その人が、
どんな環境で育ち、
どんな距離感を心地よいと感じ、
どんな時間の使い方をしてきたか。

そうした内側の感覚と、
住まいという環境が

合っているかどうかの違いです。



暮らしは、

内側の世界が映し出されたもの



やまぐち建築設計室では、
家づくりを「正解探し」から

始めることはしません。



まず大切にしているのは、

・どんなときに気持ちが整うか
・どんな空間だと呼吸が深くなるか
・何があると、無意識に疲れてしまうか

そうした、
言葉にしにくい感覚を

一緒に整理することです。



暮らしとは、
外から与えられるものではなく、
自分の内側が、

環境として形になったもの。



だからこそ、
流行や誰かの正解をなぞるだけでは、
どこかで違和感が残ってしまいます。



環境が整うと、

受け取り方が変わる



人は、自分が思っている以上に、
環境の影響を受けています。



光の入り方。
音の響き方。
視線の抜けや、余白の取り方。



それらが整うと、
無理をしなくても、
気持ちや考え方が、

少しずつ整っていきます。



住まいは、
気分を無理に

上げるための場所ではなく、
元気な日も、疲れた日も、
どちらの自分も

受け止めてくれる場所。



そんな環境があることで、
暮らしの世界の見え方は、
静かに変わっていきます。



「正解の家」ではなく、

「自分に合う住まい」



家づくりで本当に大切なのは、
「何を選ぶか」ではありません。

「自分は、どんな暮らしをしたいのか」

この問いに向き合うことです。



この問いを

丁寧に掘り下げていくと、
間取りも、動線も、

光の取り入れ方も、
自然と一本の線でつながっていきます。



それは、
誰かの正解ではなく、
自分にとっての最適解。





同じ出来事でも、
人はそれぞれ違う世界を生きています。

だからこそ、
住まいも一つの答えに

収まる必要はありません。



もし今、
「なんとなく違和感がある」
「何を基準に考えればいいか分からない」
と感じているなら、

それは、
暮らしを見直すサインかもしれません。



やまぐち建築設計室は、
そんな違和感に、
一緒に向き合うための

設計事務所でありたいと

考えています。

暮らしを整える視点から、
住まいを一緒に考えたい方は、
いつでもお気軽にご相談ください。



このブログが、
暮しを見直す
小さなヒントになれば幸いです。


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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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