空間構成と広さと間取り、過ごし方と心地よさのイメージをどのように考えるのかによって家や間取り、部屋の広さは良くも悪くも変化します、何帖(畳)という広さだけではない間取りを大切に。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2023-11-05更新
 空間構成と広さと間取り、過ごし方と心地よさのイメージをどのように考えるのかによって家や間取り、部屋の広さは良くも悪くも変化します、何帖(畳)という広さだけではない間取りを大切に。
広さの感覚に違いがあるという事。

この写真のリビング(LDK)は

何帖あるように見えますか?。





広く見えますか?

それとも狭く見えますか?

勿論「写真」なので

実際の立体的な空間では

その差も存在しますが・・・・・。



これをご覧になられただけで○○帖。

と答えられた方は

素晴らしい空間把握能力の持ち主です。



見た感じに

このリビング(LDK)が

広く感じるか狭く感じるかの差。



何が言いたいのかと言うと

よく「リビングは○○帖」

例えば18帖とか20帖等、

畳の枚数での話なので

分かりやすいといえばわかりやすい数字です。



大体何帖位なのか・・・・・。



部屋の大きさについて

ヒアリングの中で

お伝えしていただくことがあるのですが、

この帖数を正確に捉えることが

出来る人ってかなり少なくて、

20帖位のリビングでも

空間の取り方次第で25帖に感じたり

逆に17帖位に感じたりします。



この時の尺度というのは

どこかのモデルハウスを見た際、

または現在居住されている住まいで、

このリビング何帖です。



みたいな質問をして

帰ってきた答えによって

作り上げられる物なので

例えば見に行った物件が

実際の畳数以上に

広く見えるテクニックなんかを使って

20帖と紹介すると

紹介された方は「20帖ってこんなに広いんだ」

という風に思いますが、

かたや余計なものが置いてあったり

視界が悪かったり

動線が悪かったり

その他の要素で狭さを感じる

レイアウトや仕上げだと

25帖ですと紹介されても

25帖って案外狭いな・・・・・。



という風なイメージとなります。



それほど帖数(畳数)の感覚は

人によって様々なので

その数字を求めるのではなくて

住む人が「適正」だと感じる広さを

考える事が何より重要ですなので、

間取り検討や家造りのヒアリング時に

「リビングは何帖でしょうね」よりも

僕は間取り計画や

イメージを打ち合わせする際には

リビングでどんな生活をして、

何をしている時が1番くつろげると思いますか?

どんな時間と空間を愉しみながら

暮らしたいですか?

という風な、

最初の段階では

どちらかというと

抽象的なイメージで

暮らしが想像出来る質問をさせて頂き

皆さんに未来の生活を

より具体的にイメージしていただきます。



勿論共通認識として「帖数」や「畳数」は

用いますが

帖数や畳数で決めつけないという事です。



床・フローリングの向きや色

壁の仕上げや窓の位置やサイズ

庭の見え方や扉の雰囲気やレイアウト

勿論「カタチ」や

天井高さを含む立体感など

様々な要素でひとつの空間を認識します。



色が変わると

雰囲気が変わりますよね

明るさが変わると

印象も変わりますよね。



広さの認識も同じで

どのような

解釈が出来る空間なのか?

それにより

様々なイメージの変化が生まれます。



色の使い方や家具のレイアウト

床の向きや

空間デザインの工夫により

広さの認識は変わります。



暮らしの空間について、

生活環境を整えるデザインと設計で

丁寧に家の事を考えてみませんか?。



ご相談・ご質問は

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

https://www.y-kenchiku.jp/
著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)

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