駐車スペースのある暮らし、ガレージ、車庫、インナーガレージ、ビルトインガレージ、カーポート、様々な呼び名と種類がありますが、外構計画として家の間取りや配置の設計デザインと同時に考えておく大切な範囲。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2023-11-14更新
駐車スペースのある暮らし、ガレージ、車庫、インナーガレージ、ビルトインガレージ、カーポート、様々な呼び名と種類がありますが、外構計画として家の間取りや配置の設計デザインと同時に考えておく大切な範囲。
駐車スペースの考え方。



家づくりで見落としがちなのが

外構(エクステリア)かも知れません。




内装やインテリアは

一生懸命に考えるのに、

庭を含めた家の外観や

外回りの使いやすさを

見落としているケースは少なくありませんね。




また予算の都合で外回りは将来、

落ち着いてからというケースも

よくあります。



しかし、

将来的にという場合でも、

新築のプランの段階から

しっかり外回りについても

考えておくことが大切です。



外回りの中でも特に

駐車スペースは注意が必要だと思いますよ。



車庫とは屋根や壁などがある

車を入れる建物のことで、

ガレージも同様に使われることが多く、

住宅と一体化したものは

ビルトインガレージと呼ばれます。



一方、エクステリア部材などで

簡単な屋根が

付けられたものをカーポート、

柱や屋根はなくて

車を置くだけの場所を

カースペースと呼んでいます。



普通乗用車だと全長約4.9m、

幅約1.8mになります。



この大きさに、

乗り降りや荷物の差し入れ

などをするときに必要な

前後左右のスペースを考えると、

自動車置き場は

想像より大きなスペースが必要になります。



実際にどれぐらいの

スペースが必要なのかは、

駐車する向きや台数、

進入路の状況や車種など

いろいろな要因を考慮する必要がありますが、

あらかじめご自身が

どの程度のゆとりが欲しいのかを

知っておくことは大切なことです。



そのため日頃、

利用するスーパーやコンビニ、

コインパーキングなどで

駐車しやすい、または駐車しにくいと感じる

駐車スペース(駐車場)が

どの程度の広さなのかを知っておくと、

これからの家づくりには役立ちます。



道路との出入りの際は

横幅や見える、見えないの

視界の広さも関係するので

フェンスや塀の計画も

見た目だけではなくて

車を運転する視野から考えてどうなのか?

というところも重要。



家造りの際には

家の外と中の関係性を考える事が大切ですから

全体像で暮らしの意味を考えるプランとなるように。



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