高気密高断熱とパッシヴデザインではどちらがおすすめですか。
住み心地、費用、長い目でみた場合、どうすれば良いか教えてください。
「高気密高断熱」と「パッシヴデザイン」は、競合するものではありません。
パッシブデザインは、太陽光や風、外気温など外部環境を活かして屋内空間を快適にする設計の考え方です。
日射熱や空気の流れをコントロールしていくのですが、夏の暑さ、冬の寒さを抑えるため、断熱性も重要であり、「パッシブデザイン」のための「高気密高断熱」が必要となることもあります。
一方で、外部環境の影響を受けず、常に快適な屋内全体を目指す方法として、高気密高断熱・全館空調の家という方向性もあります。
「パッシブデザイン」自体が環境によるため、どういった地域にお住まいなのかによるのですが、例えば年間を通じて寒暖差が激しい地域、例えば冬の寒さが厳しい地域、夏の暑さが厳しい都市部などでは、厳冬期は高気密高断熱・全館空調住宅の方が心地よく暮らせるイメージです。
費用面で見ると、高いレベルの高気密高断熱仕様は建築時にその分の費用はかかりますが、長期的な冷暖房機器のエネルギー効率を考えるとお得かもしれません。
曖昧な回答となり申し訳ないのですが、エリア・立地や周囲の環境、またあらたさんご自身がどのようなお暮らしをされるかによっても変わってきますので、建築家に一度相談してみると良いかと思います。
