軽井沢にセカンドハウス。どのような設計や素材が安心?

2025-10-03 珠さんからの質問・相談

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軽井沢にセカンドハウスを建てたいのですが、冬の寒さや雪の影響を考えるとどのような設計や素材が安心でしょうか?予算は土地込みで1億5千万円前後を想定しています。

専門家の回答

2025-10-05 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

軽井沢は標高が高く、冬の寒さや積雪は関東の平野部より厳しいです。平均気温や最低気温を鑑みると、「断熱性能の確保」を重視すべきでしょう。外壁や屋根、床、窓といった外部と接する部分の断熱性を高めることで、屋内の熱損失が大幅に減り、暖房エネルギーも抑えられます(軽井沢の冬期は平均気温が氷点下になる日が多いと報告されています)。

高性能な複層ガラスや断熱サッシの導入、外壁の断熱、床下や基礎の断熱(基礎断熱)が重要です。特に窓からの熱損失は大きいため、開口部を大きくとる場合は性能の高いサッシが必要かと思います。

暖房方式は、薪ストーブや床暖房、ヒートポンプ(エアコン系)などを組み合わせて検討しましょう。薪ストーブは蓄熱性があり、見た目や気持ち的にも温かい雰囲気が出て別荘らしさが出ますが、維持や煙道の設計を正しく行う必要があります。床暖房も足元を確実に暖めることができます。配管や給湯器は凍結対策(保温・凍結防止帯)を組み込むことを忘れないでください。

雪対策は屋根勾配や雪止めが基本です。軽井沢では積雪も多く、屋根の落雪や雪庇、アプローチの除雪計画も設計段階で考慮しておくと安心です。外部素材は湿気や凍結に強いものを選び、木部は適切な防腐・塗装処理を。敷地の除雪スペースや車の出入口の確保も重要です。

予算面(土地込み1.5億円程度)では、土地の立地と建物の断熱・暖房にかける比率を明確にしましょう。冬も別荘を活用するなら断熱や暖房への投資は重要度が高いです。土地探しの際には、道路の除雪状況も確認しておくと良いでしょう。

ご希望に合わせて、軽井沢での別荘設計に慣れた建築家・設計事務所のご紹介も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。

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