軽井沢あるいは八ヶ岳で別荘を計画しています。週末利用が中心ですが、夏の湿気対策や冬の寒さ対策、メンテナンスのしやすさを考えると、どんな構造や素材を選ぶのが良いでしょうか?また、都心から離れていても、建築家との打ち合わせや設計はスムーズに進められますか?
軽井沢や八ヶ岳といった標高の高い別荘地は、平地に比べ気温が低く、冬の寒さは厳しく、積雪もあります。週末利用で不在の期間があることも考えると、夏や梅雨時期の湿気対策も必要ですね。
構造は木造か鉄筋コンクリート造(RC造)が多いですが、週末利用の別荘で調湿も考慮すると、高気密高断熱仕様の木造が扱いやすい印象です。木造は調湿性に優れており、湿気を吸収・放出してくれるため、梅雨や夏場でも室内環境を安定させやすい特徴があります。壁や天井に断熱材を導入し、開口部も木製サッシや樹脂サッシ、トリプルガラスを使用すれば、冬場も温かい屋内空間を実現できるでしょう。
薪ストーブやペレットストーブを導入すると、温かさに加え、別荘らしい素敵な雰囲気を演出することもできます。
湿気対策としては、床下などの通気の確保も重要です。高原地帯は朝晩の温度差が大きく、結露が生じやすいため、基礎断熱に加え床下換気ファンを併用するといった対策が考えられます。内装材には、無垢材や漆喰、珪藻土といった自然素材を使うと、調湿効果を期待できます。
メンテナンスのしやすさでは、ガルバリウム鋼板などの風雨や紫外線への耐久性が高い素材を外装に採用すると良いでしょう。木材は外壁全面ではなく軒下などでアクセントとして使うと、経年変化を楽しみながら維持コストを抑えられます。
建築家との打ち合わせについては、最近はオンラインでのお打ち合わせも増えてきていますので、都心にお住まいでも問題ありません。
最初はオンラインで相談を行い、お話を前に進める場合は現地確認などと合わせて顔を合わせてお話をする、その後はオンラインと直接の面談を組み合わせて進めていくケースが多いです。
あるいは、都心にお住まいであれば、都内に拠点を置く別荘建築の得意な建築家(ご希望のエリアで実績のある建築家)へのご相談・ご依頼も良い方法です。
顔を合わせてのお打ち合わせも容易にできますし、別荘建築が得意で現地での実績があれば、現地の気候や建築事情もご存じで、施工会社さんの選定や監理も問題ないでしょう。
ご希望に合わせ、軽井沢や八ヶ岳で実績のある建築家のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。