築35年木造住宅のリノベーション。図面が無くても可能?

2025-10-21 俵さんからの質問・相談

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築35年の木造住宅をリノベーションして、耐震補強と間取り変更を考えています。昔の図面が残っていない場合でも、リノベーションは可能でしょうか?

専門家の回答

2025-10-22 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

図面が残っていない築35年の木造住宅でも、耐震補強や間取り変更を含むリノベーションは可能です。ただ、建物の構造や状態が分からないため、プランの作成や概算見積の前に、現況調査が必要になります。
建物の寸法、柱や梁、基礎の位置、壁の厚みなどの調査を行い現状の構造を把握し、新たに図面を作成することからスタートします。
精確な現況調査には費用がかかるケースがほとんどですので、調査費用と調査内容、信頼性からご依頼先を検討してください。

耐震診断も必要です。建物の劣化具合や基礎の状態、接合部の強度などを診断し、現行の耐震基準に照らしてどの程度の補強が必要かを判断します。

間取り変更ついては、上記の調査後、構造的に可能な範囲で検討を進めます。
構造的に住宅を支えている柱や梁、耐力壁を把握できれば、撤去が可能な壁なども見えてきます。
築年数の古い住宅でも、十分な構造を担保することで、吹き抜けや開放的なリビングといった間取りに変えることができる可能性も十分にあります。

なお、調査の結果、想定外の構造や劣化が見つかることも少なからずあります。
その場合、リノベーション自体が難しい、あるいはリノベーションに高額の費用がかかりますので、現況調査前にリノベーションの契約を結ぶのは控えた方が良いでしょう。

完全自由設計の建築家・設計事務所であれば、いきなりリノベーションの契約を結ばず、まずは現況調査を行い、リノベーションの可否を判断した後でリノベーションの提案を行っているところがほとんどです。

ご希望やエリアに合わせ、リノベーションや古民家再生を得意とする建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。

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