高低差のある土地に注文住宅を建てたいと考えています。擁壁や地盤の補強など、どの段階で専門家に相談すべきでしょうか?また、傾斜地ならではの設計の工夫があれば知りたいです。
傾斜地など高低差のある土地での注文住宅は、規格住宅をそのまま建てることは難しく、また地盤や擁壁(ようへき)の安全性なども確認しながら慎重に進めた方がよいでしょう。
既存の擁壁がある場合、築年数や強度なども調査する必要があります。擁壁に問題がある場合、建築確認申請が通らず、補強工事で大きなコスト増になるケースもあります。
実際に建築を進める前に、地盤調査や役所に相談・確認を行うようにしましょう。
地盤や擁壁の懸念をクリアできれば、高低差を活かした眺望や採光、立体的に広々と感じる屋内空間など、設計の工夫でワクワクする素敵な家の実現を目指せます。
傾斜を活かしたスキップフロアや、1階ガレージ+2階玄関、景色も動線も良い2階リビング、地下・半地下の空間活用など、その敷地の特性を活かした魅力的な家を実現できるでしょう。
構造や法規制の観点からも難易度が高く、ハウスメーカーさんの規格住宅ではなかなか難しいかもしれませんが、完全自由設計の建築家・設計事務所であれば、その土地の難しさを個性として素敵な住まいに活かせるかと思います。
delさんのご希望やライフスタイル、敷地の特性やエリアに合わせた建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。