伊豆方面で海の見える別荘を建てたい。

2025-11-02 カケさんからの質問・相談

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伊豆方面で海の見える別荘を建てたいと考えています。週末中心の利用ですが、湿度や塩害が気になります。構造や素材、窓の選び方など、長く快適に維持するためのポイントはありますか?また、遠隔地での建築は打ち合わせやメンテナンスの面で不安があるので、建築家との進め方のコツがあれば知りたいです。

専門家の回答

2025-11-05 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

海を望む別荘はとても魅力的ですよね。ただ、カケさんのご心配の通り、海沿いの建物では湿度や塩害の影響を受けやすく、対策を怠ると長期的な維持が難しいです。
永く快適に維持するためには、構造や素材選びなど、設計段階から考えていく必要があります。

構造については、鉄骨は錆びやすく湿度・塩害の影響を受けやすいため、防腐・防錆・防蟻処理をしっかりと行った木造や塩害対策を行った鉄筋コンクリート造が向いています。
※鉄筋コンクリート造でも、コンクリートに塩分が浸透して内部の鉄筋が錆びてしまう可能性があるため、対策をしておいた方が良いでしょう。

外壁や屋根には、塩害に強い素材が向いています。
高耐久のガルバリウム鋼板やタイル、樹脂系サイディング、焼杉や左官仕上げなどが挙げられますが、それぞれの特性を踏まえて検討してください。もちろんですが、デザイン的な印象も大きく異なるため、カケさんのお好みの雰囲気に合うことも重要です。

窓は、通常のアルミサッシよりも、樹脂サッシなどが向いています。塩害地域に対応した製品もありますので、そういった窓・サッシから選ぶと良いでしょう。
付着した塩を定期的に洗い流せるよう、外部からの洗浄のしやすさ(窓の配置や外部の水道の配置)も考えておくことをお勧めします。

また、換気・通気や除湿設備も重要です。
別荘の場合、不在の期間も相応にあるため、このあたりを怠ると不在の間にカビが生えてしまうなど建物の劣化が早まってしまいます。

遠隔地での建築の打ち合わせは、最近ではオンラインミーティングによる打ち合わせも増えてきているため、現地に詳しい(現地近隣での実績のある)建築家であれば(カケさんと相性の良い、信頼しあえる建築科であれば)、それほど心配ないかと思います。

一方で、施工会社(工務店)は現地からあまり離れていない方が良いでしょう。
建築家も完成後、1年点検など定期的に点検を行いますが、メンテナンスの実務作業は施工会社が行います。
現地で実績のある施工会社であれば、現地の気候・環境への理解も深いでしょう。
※建築家に設計監理を依頼する場合、建築家がエリアや工法に合わせ、信頼度の高い施工会社をピックアップしてもらえます。

カケさんのご希望・ご意向に合わせ、オーシャンビューの別荘実績のある建築家のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。

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