ローコストメーカー、設計事務所、建売住宅、どれが安い?

2025-11-09 はっしーさんからの質問・相談

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世田谷区~杉並区で戸建の購入を検討しています。「土地購入+ローコストハウスメーカーで注文住宅」「土地購入+設計事務所で注文住宅」「建売住宅の購入」では、メンテナンス費用含めるとどれが安く抑えられますか?家族4人(大人2名、小学生、年長)、床面積30坪前後、駐車場1台分、狭小地3階建て可という条件です。

専門家の回答

2025-11-11 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

土地の価格やどこまでの暮らしやすさや仕様・性能を求めるかにもよりますが、「費用を極力抑える」という観点ですとローコストハウスメーカーの「建売住宅の購入」、次いで「土地購入+ローコストハウスメーカーで注文住宅」がより費用を安く抑えられるかと思います。

注文住宅の場合、ハウスメーカーの規格住宅であっても、その土地の条件、お施主さんのご予算に合わせ1棟ずつ建てます。一方、建売住宅では、先に土地を仕入れ、その土地を効率よく分筆し、建物もマーケティング観点で建てるため、注文住宅よりも安い傾向にあります。

さらに、ローコストハウスメーカーの場合、初期費用(建築費用)が大手ハウスメーカーや建築家・設設計事務所より安いため、ローコストハウスメーカーの「建売住宅の購入」がコスト視点では最も有利かと思います。

一方、ハウスメーカーにもよりますが、ローコスト住宅では建築材料や設備に安価なものを導入するケースもあり、その場合、例えば外壁や屋根の塗り替え、水回り・配管・給湯設備や電気系統のメンテナンスの頻度が増え、トータルのメンテナンスコストが高くなる可能性もあります。

また、建売住宅は土地と住宅の同時購入で、既に完成している住宅を購入するので分かりやすい反面、注文住宅のように建築プロセスを確認できないため、仕様や施工品質が不安です。

「土地購入+設計事務所で注文住宅」は、自由度は最も高く、また施工会社とは別に設計事務所が監理を行うため将来的なメンテナンス含め安心感は高い印象です。
ただ、完全自由設計で高性能の仕様となり、工事費用とは別に設計監理料もかかるため、建売住宅やローコストハウスメーカーによる注文住宅よりも初期費用は高くなります。
※個々の住宅により異なりますが、概ね大手ハウスメーカーと同等程度となることが多いです。

なお、小学生と年長さんのお子様がいらっしゃるとのことですので、5年、10年、15年とご家族のライフスタイルは変わってくるかと思います。
ぜひ、お子様の成長や将来的な独立も見据えて、素敵な住まいを実現してくださいね。

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