築35年の中古戸建フルリノベーション。

2026-01-04 リンクさんからの質問・相談

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築35年の中古戸建を購入してフルリノベーションを考えています。間取りを大きく見直したいのですが、躯体や構造上どうしても抜けない壁や位置がありそうで不安です。現状の状態が分かる図面がない場合でも、間取りを自由に変えられるかどうかはどの段階で判断できますか?

専門家の回答

2026-01-06 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

図面が残っていない築35年の戸建の場合、間取りをどこまで変えられるかの判断材料を得るためには、建物状況調査(インスペクション)が必要です。インスペクションでは、劣化状況や雨漏り、傾き、シロアリ被害といった「建物としての健康状態」を確認しますが、同時に構造形式(在来木造か、ツーバイフォーか)、柱や耐力壁が入りそうな位置、過去の増改築の痕跡なども見えてきます。
この段階で、「大きく手を入れる価値がある建物か」「そもそもフルリノベーション前提で成立するか」の一次判断ができます。

ただし、インスペクションだけで「この壁は抜ける/抜けない」まで断定できるケースは多くありません。構造的な自由度をもう一段正確に把握するには、設計者や施工者が関与したうえでの詳細確認が必要になります。インスペクションの結果を踏まえたうえで、天井裏や床下の確認、必要に応じて部分的な解体を行い、梁や耐力壁の配置を確定させていく流れです。

実務では、
・購入前:インスペクションで「致命的な問題がないか」「リノベ向きかどうか」を見極める
・購入後:設計段階で、構造を含めた詳細調査を行い、間取りの自由度を確定させる
という進め方が多い印象です。
先にリノベーションの依頼先(設計事務所さんや工務店さんなど)を決めておくと、売主さんの許可があれば、購入前でも詳細な調査を行えますので、購入のリスクを低減できます。

図面が無いから自由にできない、というわけではありません。インスペクションによって建物の状態を把握できれば、仮に抜けない壁があっても、空間のつながり方や天井高さ、光の取り入れ方など、別のアプローチで暮らしやすい家を実現する余地は十分あります。
築年数が経った中古戸建ほどリスクは高いですが、逆に価格も安い傾向にあるため、リノベーションに予算を割くこともできます。

ご希望やエリアに合わせ、戸建住宅のリノベーションを得意とする建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。

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