沖縄の海のそばで非日常体験ができる別荘。

2026-01-07 海さんからの質問・相談

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沖縄の海のそばで「滞在そのものが体験になる別荘」を建てたいと考えています。常住は想定しておらず、年に数回、数日〜数週間を過ごすための拠点です。
使い勝手の良さよりも、景色・光・風・音といった感覚的な豊かさや、ここでしか得られない非日常体験を優先したいと思っています。予算は問いません。

一方で、台風や塩害など、不在時が多い故の問題あるのではないかという不安もあります。
また、開放的なガラス張りの空間や屋外と連続した水盤・インフィニティプールなどに憧れはあるものの、それらが本当に沖縄の環境に適しているのか、自分では判断できません。

こうした別荘で、
・満足度に繋がる要素
・後悔しやすい要素
には、どのようなものがあるのでしょうか。

「暮らしやすい家」ではなく、「記憶に残る場所」をつくるという前提での考え方を知りたいです。

専門家の回答

2026-01-10 SumaIdeaサポートデスク(その他の専門家/東京都)

「滞在そのものが体験になる別荘」を目指す場合、一般的な住宅とは考え方が異なり、「その場所でしか成立しない空間」をどこまで実現できるかだと思います。
常駐は想定していないとのことですので、間取りや設備、動線といった暮らしやすさよりも(もちろんそれらも重要ですが)、非日常感、特に屋内から外部への視線の抜けや素材感が満足感を高める要素になる印象です。

海のそばですと、大開口によるオーシャンビューが素敵ですよね。ただ、とにかく大きな開口部を設けるよりも、どの瞬間に、どの角度で、どんな距離感の海が見えるのかを考えて設計すると良いでしょう。季節、朝・昼・夕方・夜、晴天と荒天、滞在初日と数日後と、心が動くポイントは変わります。全面開口ではなくあえて切り取られたフレームや、屋内外を曖昧につなぐ中間領域、壁や床、柱の素材感を丁寧に考えていくことで、光や風や波音を感じられる空間、静かに落ち着いて過ごせる場所など、深みのある体験を得られる別荘となるのではないでしょうか。

一方、「絵になる建築」を優先しすぎた結果、環境との摩擦が大きくなるケースもあります。沖縄の台風や塩害は、想像以上に建築にダメージを与えます。ガラス張りの空間や水盤、などは非日常性を強く演出しますが、留守中に劣化が進み、久しぶりに訪れたときに残念な状態になってしまっている可能性もあります。特に金属部材、可動建具、複雑な防水納まりは、滞在頻度が低い別荘ほどリスクが顕在化しやすい部分です。

不在時間が長い別荘では、不在時間が長いことを前提に設計した方が良いでしょう。常に完璧な状態を保つよりも、多少の風化や変化が味わいとなる素材や構成にすることで、経年変化も楽しめる別荘となります。

沖縄県内で実績豊富な建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。

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