場所は、長野県軽井沢町。豊かな森に包まれた歴史ある別荘地。徒歩で飲食店や温泉にも行ける好立地な場所において、縁あって設計を行いました。敷地の東側は谷であり、緩やかな斜面で隣地と接するため、東側には、家が建っておらず、パノラマ借景として最高な立地です。この美しく恵まれた景色を、家の内部に取り入りこみながら、それでいて、家の中から視線が外に自然と向けるように、天井勾配、温熱性能も耐震性能も考慮した合理的なデザインでまとめています。また、美しい自然の中で、四季折々の変化だけでなく、雨も楽しめるようなるな屋根のディテールデザインもあります。豊かな森のある歴史ある別荘地内であるため、奇抜なデザインでなく、奥深い魅力のある佇まいを目指して屋根の形、全体計画をまとめております。
本プロジェクトは、建て主さんの「銀婚式」の年に着手することになったこともあり「銀の家」として名付けました。「銀」は、”気持ちを浄化する金属”、”銀を持つと幸せになれる”、などの意味があるようです。竣工後、「銀の家」で過ごすと、「銀」に由来する意味ようなことを感じる家となればと思います。
※省エネ性能は、燃費半分の家=新住協Q1.0仕様です。
内部からも楽しめ、座れる階段状のテラス
玄関に入ると東の借景を見れます。
プライベート空間はシンプルでコンパクトにすることで他の空間を豊かにしています。
この借景を活かすことから設計がスタート。
外を見ながら料理もできます。玄関からの直接入れる動線にもなっていて便利です。
2階とのつながりや西の庭も眺めることができます。家全体で1つの空気感を感じるような設計としています。
美しい借景を活かすリビングとダイニング。朝食も気持ちよく食べれます。
遊びきた泊まれるような空間。2階は暖房不要でも暖かい。
緑を眺めながらデスクワークができるコーナー。天井高が抑えられたことで目線が外に伸び、さらに落ち着いた絵雰囲気の場所になっています。