軽井沢の穏やかな別荘地に建つ、定年を迎えた夫婦+猫のための小さな住宅。
敷地は、北方向に下った傾斜部と、平坦部を、緩やかに流れる小川により分けられており微かに聞こえる水の音、木々のせせらぎの心地の良い、とても安らぎのある場所。
設計に際して、この安らぎのある場所を決して汚してはいけないと思い、建物が主張しないひっそりと佇んだ、木々や小川に寄り添うようなイメージで設計を進めていった。
アプローチは、傾斜に沿って階段を下り、橋を渡り、小川を眺めながら玄関へと景色の変化を楽しめるよう、敷地形状に合わせている。
設計には充分な時間があり、この場所の四季の変化のすばらしさを実感でき、窓から見える景色を考慮しながらイメージを膨らませることができた。何といっても、一番の喜びは、施主が日々変化する景色、光や影の変化の感動を伝えてくれること。
アプローチから外観を見る。 階段を下り、小川を渡り、玄関に至る。
玄関からアプローチを見返す。
台所から食堂・居間を見る。
吹き抜けの居間から食堂方向を見る。
南側高窓から光が落ちる
廊下と兼用の洗面脱衣スペースから浴室を見る。
浴室越しに緑が見える。
寝室兼書斎。居間吹き抜けと繋がる。
春の風景
冬の風景