片瀬山に寄り添うような緑豊かな雛壇状の敷地に建つ二世帯住宅。
隣家の高さ、道路との繋がりを考慮し、アプローチはスロープ状のブリッジからとなる。スロープ状としたのには親世帯の車いす対応、建物を低くすることによる隣家への圧迫感低減のためである。音の問題等から親世帯(左玄関)子世帯(右玄関)を上下で重ならないプランとしている。親世帯延床18坪、子世帯延床24坪と狭小な住宅の中、玄関が狭くなりがちなところを拡がりの感じられる玄関とすることに注力した。
親世帯の食堂・居間は庭に大きく面するため外との繋がりを意識した空間とし、子世帯の食堂・居間は庭に面する部分が少ないため、天井高(2.8m)とし高窓から光を入れた篭れる空間としている。
周辺環境は緑豊かで非常に美しい風景が広がっており、既存の木々を極力残し、以前よりもより良い風景となることを願ってやまない。
東庭からの外観。
ブリッジからのアプローチ。2階玄関。
拡がりが感じられる玄関。
階段越しから子供室を見る。将来的に二部屋に可能。
桜が望めるLDK(子世帯)
デッキと繋がる水廻り。
こちらも階段と繋げることで、狭くなりがちな玄関に拡がりを持たせている。
こちらも桜が望めるLDK。
作り付け家具のあるLDK。
子世帯のLDK。夕景。