「線で紡ぐ 」
「なんぼや」は「リユースのない人生はきっとつまらない」をコンセプトとして生まれた高価買取専門店である。
モノを「買って使う」から「売ってつなぐ」へ。
そこにはモノに心をのせるリユース文化が存在する。
そこで、なんぼや川崎店では「紡ぐ」をテーマに設計した。
ーー紡ぐ:綿・繭から繊維を引き出し、よりをかけて糸にするという意味ーー
実際には、1つ1つばらばらの線のデザインが集まり、1つの面となることによって、なんぼやと商品とお客様の繋がりを表現した。
また、これらは「お客様の思い」「お客様と店」「これから別のお客様に売られていく商品」など全ての思いを「紡ぐ」ために、集まった線のデザインが面となり、入り口から買取ブースまで繋がっているデザインとした。
そして、その思いを受けとった証として、帰る際にはすべての面が白く塗りつぶされる。
私は、「なんぼや」を通して商品に関わる全ての人の思いが「紡がれる」ことを期待する。