「層」
川越にある「右門」では店頭にて蒸かしたての看板商品である「いも恋」を観光客の方に試食をしてもらい、それを片手に川越散策をするという光景が、街の景色として定着してる。
そこで、駅構内でものその風景を再現することが出来ないかと考え、実演販売の蒸し器の部分を通路に大きく張り出すデザインを試みた。
実際にはショーケースと実演販売部分を洗い出しで一体に作成し、商品群が一体となるように設計した。
また、背景には「右門」の代表的な商品である「いも恋」の皮と中の餡と蒸かしたさつまいもが「層」になって豊かな味わいを生んでいる部分を左官で表現した。
私は「右門エキュート大宮店」によって川越のワンシーンが目に浮かぶことを期待する。