傾斜が大きく不整形な土地に法制限などきびしい状況でした。しかし、南西側は窪地で落ち込んでおり眺望が良く、まるで競技場スタンドの一角をなすような立地でした。 建主は大きな居間空間とロフト的な書斎及び屋上ガーデンを要望されました。これら条件をクリアするため、7つにおよぶ細かいレべル設定、開く方向や繋ぐ位置の検討を経て、導き出した空間はは、窪地に対して大きく開く巨大なメガホンのような形状です。さらに住宅内部のシークエンスを展開させることで狭くても豊かな空間を作り上げました。