建物周囲をぐるりと庭で囲み、室内のどこからでも四季を感じることができる。 深い軒の出を有する瓦屋根とともに。LDKの南側に大きな庭、北側には中庭を配することで、夏は涼しく、冬暖かい空間が出来上がった。 周囲の庭に対して随所に設けた小さめの窓からも庭の様子を感じることができ、風と共に鳥の鳴き声が聞こえてきそうな雰囲気に仕上がった。 庭と建物を一体に考えることで、「建物の周囲に庭」ではなく、「樹々の中に住宅」といったあるべき姿により近い住宅が出来上がった。