少し古くなってきた団地の一角であるが、周辺には子供のいる世帯も多く世代交代のうまくいっている街のなかで、ご主人の育った住宅の建替計画。
南から北へ上る道路と東から西へ下る道路の交差点角地にあり、様々なレベルからの視線が行き交う敷地に明るく開放的でありながら周囲からの視線が気にならないような住宅が求められた。また、南に下ったところにある公園の桜を楽しめたらいいなぁとの思いで計画を進めた。
南東の角(交差点側)に三角の壁に囲まれたちょっとした庭を設け、同時にその壁により周囲からの視線を遮り、壁の隙間からは公園の桜を眺めることができるような計画とした。
三角の壁が印象的な外観となり、夜にはエッジ部分の照明により交差点をやさしく照らし出す。