方南町皮ふ科クリニックのアネックス。
テナントクリニックとしては決して広いとは言えない床面積約20坪の中に、患者さんの動き、先生やスタッフの作業効率、物の移動や収納、設備や照明計画などに徹底的にこだわり、先生と一緒に時間をかけて計画したクリニックです。インテリアデザインにおいては、特徴的な表情のある木の素材を使いながら、各所に先生の好みの色や柄を反映させることで、他のクリニックとの差別化を図りながら、住まいのような居心地の良いクリニックを目指しました。
[写真:大沢誠一(OS)/Archiplace(AP)]
プライバシーを守るために、スクリーンとサインの貼られた自動ドアの入口
内装の壁と同じ色の背面パネルは収納でもある 凹みにはサインを設置
木質のパネルとピンク壁紙の内装 開口部からの光の量を絞り、間接照明で優しい雰囲気に
床は人工芝(チョコ色)で、奥の壁には本棚とおもちゃ置き場とモニター
正面にシンクやゴミ投入口のあるステレスカウンターの造作家具 上部は、既存の排煙窓を目立たなくした木製ルーバー
三角形状の部屋には、ロッカーやテーブルやイスが無駄なく置かれる
受付カウンター内部から入口側を見る
右手中間の光るところはコスメ用品等の陳列棚
一面板張りでアクセントを付けている コンパクトにおむつ台、洗面器、ゴミ投入口、フィッティングボード等を納めている M字形状のカウンターには給排水の配管も収まる
姿見には小物をおける棚があり、待合室からの視線を遮る役割も果たす