1967年に竣工した大分市内のRC造の戸建住宅のキッチンの改修です。
明るくて、居心地が良くて、家族との対話が生まれる場、 茶道の生徒さんとのお茶事の際、水屋に隣接する共同作業の場としてのキッチンが求められました。
北側の庭に面した大きく水平にひろがる窓からのやわらかい光が、キッチン全体の空間をつつみます。 カウンター前の開口部から眺める様々な樹種の庭木や植物の日々の変化に、季節の移ろいを感じます。 オープンになったキッチンは、居間にいる家族との関係性も生まれ、そのむこうの南側の庭の景色を愛でることが出来ます。
凛としていながらも、あたたかみのある空間を目指しました。
既存部(廊下から左)と改修部(キッチンスペース)
カウンター と 開口部
キッチンスペース
食器棚
瑠璃瓢箪 と 左官仕上