雑木林の中に、シンプルで温かみのある平屋を建てたいと望まれたMさんご夫婦。豊かな自然に溶け込むようにと、ふんだんに自然素材を用いました。調湿効果のある砂漆喰の壁や、肌触りのいいナラ無垢材のフローリング、空間に調和したラワン合板の天井や家具などなど。暮らす人とともに歳を重ね、年月とともに色の深みや味わいを増して何とも言えない居心地の良さを醸し出す家になりました。
この家でソファーに座っていると、外の緑も見えるし、お気に入りの室内も見える。どこを見てもいい雰囲気で、気づかないうちに寛げることができます。10年経った今でも「いいなぁ」としみじみ感じます。私たち夫婦にとっての理想が実現されているのではないでしょうか。家を買う、というより話し合いながらつくってきた過程も、きっと今の心地よさにつながっているんでしょうね。(Mさんご夫婦)