交通量の多い県道に接した計画地での新築計画。
アートやデザインの仕事をされているご夫婦に対して
まず、ご夫婦が考えるデザインの意味についてブレストをし、
感性での表現と論理的な思考の両方を無理なく生み出すための「日常」とは
どういうものなのかを考えた。
「好き」「嫌い」という思考に縛られない自由な発想を生み出す暮らしが日常的にできたら良いと考え、そのためには「暮らしの選択肢」をつくることが重要ではないかと考えた。
空間としては広がりをもたせるために2階LDK+勾配天井で計画し、
交通量の激しい外部と室内との間に構造材レイヤー(重なり)を設置して曖昧な空間を造り、空間同士のクッション材を計画した。
いろんなハウスメーカーの話を聞いてきましたが、他が価格や安全性からクライアントが「作れる」家を提案するのに対して、どんな家にしたいかクライアントと議論し、デザインコンセプトから一緒に考えてくれ、「作りたい」家を提案してくれる建築家さんだと思いました。
こだわりの家を作りたい、遊び心のある家をつくりたいという方には大変オススメです。