すでに住宅を新築されたクライアントが、収納を増やしたいということで、庭に倉庫を造ってほしいという依頼をいただいた。また倉庫の一角に仕事ができるようなスペースを確保してほしいとの要望もいただいた。
現在の庭の造りこみがしっかりとされていたため、そことのつながりを重視しようと考え、倉庫としての機能ではなく、庭の延長上としの建築物を建て、その一角に荷物を置けたり、仕事が出来たりすれば、庭へのこだわりを崩さない寄り添った建築になるのではと考えた。
現在の住宅の外壁がブラック色だったため、倉庫の外壁は木張りのブラック塗装としながら、室内まで仕上げを延長させて内外を曖昧につないだ。床仕上げも同様に床タイルを庭から延長させている。