古き良きものを大切にしたいご夫婦は、当初、おじいさまたちが大切に過ごした昔ながらの家を直して暮らしたいお考えでした。実際に家屋調査をしたところ、建物自体は十分に改築して使える状態でした。ただ、元々の家自体が大きいので、使わない部屋がたくさん出来てしまうこと。居住性を現代のスペックに合わせようとすると、家全体を直す必要があるなどの課題が出てきたことから、新たに木造新築住宅を建てることになりました。地域とのつながりを大切にしたいという想いや、休日には美術館やギャラリーめぐりをすること。暮らしのなかに昔ながらの日本モノも取り入れたいことなど、さまざまなお話を伺ううちに、シンプルな中にもおふたりの上質なこだわりが溢れるプランが生まれました。