30代のご夫婦、男の子の3人家族のための住宅。
木立で囲まれ北方向には浅間山も望める敷地で、周囲の視線を気にすることなく光や風を取込み、四季の変化を感じながら暮らせるよう、デッキテラスを囲ったL字型の建物とした。
リビングはデッキテラスに面して配置し、内外の一体的な使用が出来るようにしている。水廻りはデッキテラスと坪庭に面した、明るく風通しのよい場所に配置。和室は茶会や宿泊用として利用するために、LDKと離して水廻りの近くに設けている。2階書斎スペースは家族みんなで浅間山の眺望を楽しめる場としている。
豊かな自然環境や浅間山の眺望を楽しめ、自然とともに暮らしていける住まいとなっている。
建物はデッキテラスを囲むL字型のプラン。屋根は片流れの傾斜屋根で、外壁はカラマツたて板張りに着色保護塗料塗り。耐火レンガ積で外流し付きのバーベキューコーナーが見える。
玄関の床タイルがダイニングキッチンまで続いている。正面に薪ストーブが見える。
キッチンからリビング方向を見る。正面の高窓から光が入り木立が見える。
木製の引き戸を開け放つと、リビングは外のデッキテラスと一体となる。薪ストーブはオリジナル。
LDKのリビング側は吹抜ていて、傾斜天井が2階(主寝室)へと繋がっている。
洗面室と浴室(ハーフユニット)は強化ガラスで仕切られた一体の空間で、外には壁で守られた坪庭がある。
2階の書斎と子供室には一体の傾斜天井(シナ合板貼)がかかる。
木製サッシから緑が飛び込んでくる。冬には木立をすき間を通して浅間山が見える。
吹抜を通して光や風が入ってくる。吹抜とは6枚の引込み戸で仕切ることができる。
和室(茶室:四畳半台目)の入り口のある亭主席から、躙り口のある茶庭側を見る。手前に炉が見える。