杉並区の閑静な住宅街の中に敷地があります。西側の隣家には大きなケヤキの木があります。この大ケヤキの木を借景や微気候の形成などに利用しながら、地下7mの地中熱をアルミパイプで取りだして、ファンで住まい全体にゆるやかに循環させることにより、冬はあたたかく、夏は涼しく過ごせる住まいを計画しています。
床と天井は信州唐松の板張りにしています。
鍛鉄の門扉をアクセントにしています。
「入居して10年を経過しています。夏は小窓から風を入れたり涼しい地中熱を循環させることにより、また冬はあたたかい地中熱を循環させることにより、エアコンを使うこともなく快適に過ごしています。2階リビングからの景色を見ていると、自分の想像をはるかに超えた心地よい空間が広がっていて、本当に満足しています。