東京の下町地区に完成したアトリエ併設の住宅です。敷地は間口5m奥行き12mほど。
外観正面は幅狭背高のプロポーションにお施主様のご希望の三角屋根を載せたペンシル型の輪郭です。アーチ型の開口は3階建てに必要な非常用進入口をきれいに納めるための工夫で、その奥には光を取り入れるバルコニーがあります。外観で特徴的な2つのドアは、住宅用とアトリエ用で、その仕上げはコルテン鋼のような風合いの薄型のセメント板です。LDKは2階にあり、上部を吹き抜けにして3階レベルのバルコニーから光を取り込んでいます。4.5ｍ幅の道路の対岸にはには大きな建物がありますが、バルコニーと吹抜の効果により、リビングのプライバシーを守りながら、開放的で明るいリビングを作り上げました。
アトリエと住居部分で分けた玄関。アンティーク風の玄関扉がアクセント。
アトリエと住居部分の動線を分けた廊下。1階はアトリエと住居部分の水回り。
1階の浴室。シロを基調とし明るくシンプルな空間。
住居空間へ続く階段。黒のスケルトン階段は3階へ続く。
2階のリビングダイニング。ルーフバルコニーに面した大開口から光りが差し込む。
3階と緩やかにつながる吹き抜けのリビングダイニング。階段の反対側は和室。
コンパクトな和室。座って外を眺める高さに開口部を計画。
階段室に取り付けたトップライト。階下へ光を届ける。
3階の予備室。写真左手の通路はルーフバルコニーに続き、2階とつながる。
道路に面した開口を小さくしプライバシーを確保したルーフバルコニー。
