真言宗総本山の高野山。 40数年前に移築されてきた約90年前の建物。 宿坊の調理場としての用途を持つ1階と動線を区画し2階をフルリノベーション。 ホテルライクをイメージし、温かみと上質さを感じられる住まいを目指した。リビングは光と外気を確保するためにインナーテラスを設け、細かく間仕切られていた間取りは明るく開放的な住まいに生まれ変わった。勾配天井には構造梁を表し、新しいインテリアの中にも歴史を感じられるポイントとなった。 また、寒冷地という地域性からリノベーションでは難しいとされている断熱化にも力を入れている…