8年前にお祖母様から譲り受けた築50年以上の家。 当初は平屋棟と縁側を通じて過去に増築した2階建て棟が並んで建っていた。 合計8LDK程の部屋数はご家族には広すぎる…と、減築を前提にリノベーション計画はスタートした。 これまでに何度か手を加えているが、内装のみのリフォームで広さの割りに生活動線や収納力に欠けていた為、 「暮らしやすさ」を重点に置き、全体的にレイアウトを見直す事とした。 減築で面積は半分程度になるので狭くなり過ぎないか心配されたものの、通路スペースを無駄なく部屋空間に取り込み 面積を最大限に活かす事ができた。また続き間の和室は天井を取り払うとリズミカルに並んだ丸太梁が出てきたので、 リビングと畳コーナーは勾配天井で構造を表し、リノベーションならではのインテリアを演出した。 また、ペットである犬の専用スペースもリビングに隣接しているので、家族と同じ空間で過ごす事ができる。