~LVL木造薄肉ラーメン構造 + RC造 によって実現した、多目的ギャラリー兼ガレージと仕事場のある家。
横浜郊外の間口4.0m、奥行13.6m,敷地面積54.07平米(約1 6坪)という細長い狭小地。
ここに建築家自身のアトリエと陶芸 家である妻のアトリエを持つ職住一体型の住宅を計画した。
建物の短辺スパンはわずか2.77m(一間半)。この幅で玄関兼用の ガレージを設け、ここを時には街に開かれたギャラリーやイベ ントスペースとして、あるいは将来の事務所拡張や店舗にも転 用できる多目的なバッファゾーンと考えた。
狭さを克服するために薄肉ラーメン構造によって耐久性を高めつつ、開放的で自由度の高いシステムを採用、長きに渡り柔軟 な可変性を持ち合わせる事を試みた。
用途や時代に応じて設えを更新しながら、200年先までも持続再生可能な建築となることを願っている。