コロナ禍で孤立し、居場所を失いがちな都市において、診療所建築には地域の「かかりつけ医療拠点」としての公共性が求められます。
本計画では、敷地条件が厳しく、制限を受け易い都市の診療所を技術面で補完し、最大限木質化することで、病や怪我を抱えた人々に有機的で柔らかな空間を提供すると同時に地域の「セカンド・リビング」ともなるような診療所建築の新しい形式も追求しました。
【2022年 ウッドデザイン賞 2022 受賞】
夜景:ファサードの大ガラスを通して内部の木構造が見える。 屋根垂木の連なりがワンルームの奥行の深さを強調する
エントランスの吹抜け空間
2階より吹抜けを見る
1階一般用待合の内観−1
1階一般用待合の内観−2
2階のこども待合−1。住宅でも使えそうな空間
2階こども待合の内観−2。
2階土間通路の見返り
2階チャイルドスペースの内観。子供用のおもちゃが置かれる
バックヤードにある職員室の内観