住宅地に建つ医院併用住宅のリノベーション+増築計画です。
医療機器のコンパクト化などの理由で使わなくなった医院の一画を、住宅にリノベーションして2世帯住宅化しました。加えて、子世帯の増加や親世帯の高齢化を考慮して「はなれ」と「エレベータ棟」も増築しました。
既存建築に生じた“もったいないスペース”を最大限活用し、最小限のリノベーションと増築を行ったことで、余った敷地を活用したプライベートガーデンを楽しむこともできます。
現在の居住形態に則した無駄・無理のない計画を目指しました。
外観:住宅地に建つ。母屋である医院併用住宅のボリュームが大きかったので、増築部分は近隣の住宅とスケールを調和させるため、小規模サイズの空間を母屋の外壁沿いに配した
エントランススロープ:親世帯の高齢化を考慮してエントランスも車椅子対応とした
エントランススロープ その2:住宅内部まで段差なく入ることが出来る。靴箱の手前はベンチと手摺
院長の休憩室と客間を兼ねた空間:扉の奥が子世帯のLDK
子世帯LDKの内観
浴室:ドアの向こうにバステラスがある
サンルーム:子世帯LDKに併設されている
はなれの内観:子供達の遊び場や親世帯の趣味室などに活用される
奥の庭:左から縁側付きエレベータ棟、サンルーム、はなれが並ぶ
本増築計画の10年以上前に手がけた親世帯のキッチン改装