【喜久井町の家】都心の長屋、光庭と小さな吹抜けでつなぐ二世帯住宅
(注文住宅・新築戸建)

野口修+DAT/都市環境研究室

【喜久井町の家】都心の長屋、光庭と小さな吹抜けでつなぐ二世帯住宅

都心の住宅地に建つ戸建住宅です。
敷地周辺は寺院が多く、蔵を残した住宅が見られたるなど、歴史的な土壌を感じさせます。約7.5m幅の前面道路は、昼間でも車の行き来が少なく、沿道の住宅に日当たりと静かな環境をもたらしています。

この住宅の主な要件は、①奥行の深い長屋状の敷地の奥まで自然光を確保すること、②6000冊の蔵書を収める本棚と最低2台分の車庫を確保すること、③1階に高齢者が住まう二世帯住宅であること、の3点でした。

設計に際しては、生活と収納に必要な規模のゾーニングや平面をコンパクト化する過程で発見した「隙間」を最大限活用することを考えました。すなわち、前面道路に接する南東角の光庭や2〜3階をつなぐ小さな2つの吹き抜け、2つの階段と2・3階のガラス床といった光や風を通す小さな「隙間」の連なりが、長い建築の深部に自然光を導き、通風や家族の気配を循環させる役割りを果たすように設計しました。

外観

外観

外観:パンチングメタルの奥が光庭。ガレージはシャッターが開いた状態

ガレージの内観

ガレージの内観

1階駐車場:半分の上部を吹抜けとすることで、面積から除いて建ぺい率・容積率を適合させた

リビング

リビング

小さな吹抜けの見上げ:階段横には本棚

LDK

LDK

2階LDKの最深部:本棚の上にも吹抜けがある

LDK

LDK

本棚

本棚

階段横、風除用の障子戸。上部に強化ガラスの3階床

光庭

光庭

光庭内観。3階デッキはメンテナンスと子供室のベランダに対応

光庭

光庭

光庭内観・夜景

通路

通路

3階通路。右が子供室2、引き込み戸で大きく使える

寝室

寝室

3階寝室

【喜久井町の家】都心の長屋、光庭と小さな吹抜けでつなぐ二世帯住宅(注文住宅・新築戸建)の情報

作者
野口修+DAT/都市環境研究室
所在地
東京都
概要
鉄骨造3階建 在来工法 延床面積181.42㎡
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