外からの視線を気にする事なく開放的な住空間とする為、中庭を中心に計画しました。どの部屋からも中庭に植えたシンボルツリーが見え、四季を通して目を楽しませてくれます。リビングは、中庭に面する窓を戸袋に収納すると、中庭と一体となり開放的な空間になります。
シンボルツリーのある中庭を眺めながら家事が出来ます。背面には収納量が豊富な食器棚、奥にはパントリーもあります。テーブルは建て主が以前使用していたテーブルを削って造ったもの。戸袋に入っている障子を閉めると和モダンに!
玄関の扉を開けると正面に中庭が見える明るい玄関です。奥に見える階段は、2階の勝手口につながっています。
洗面所と一体のバスルームにして広がりをつくりました。間接照明や白の大理石モザイクタイルなどを使いシンプルに設計。毎日の入浴がホテルライクに。
日本古来のどっしりと安定感のある建物にする為、道路から1m近く上がった敷地の道路側半分を掘り、道路レベルから建てることで、周囲より低く見えるようにしています。また、低い部分を重く、高い部分が軽く見えるえるように、下部をコンクリートの塊、上部を軽快に見えるような深い軒の屋根で表現し、軒の陰影がある重厚感のある佇まいとしました。