善応寺の家
(注文住宅・新築戸建)

西下太一建築設計室

善応寺の家

海外生活を長く続けていた60代のご夫妻は、日本に戻る前に住んでいた地中海を望む場所のような土地を探し、終の住処となる家を計画した。周囲に田畑が広がる郊外、遠くに海を眺めるなだらかな斜面。手持ちのさまざまな家具を置きたいという要望を踏まえ、この立地を活かし、周囲の景観に馴染みながら眺めを取り込む建築を目指した。

室内は暮らしを受けとめる、白磁の器のイメージとし、ニュートラルな状態をつくることを第一にした。壁や天井に取り付けるものを最小限に抑え、楚々とした空間をしつらえた。このクライアントであれば、その暮らし方でもって、きっと空間を美しく彩ってくれるであろうと全幅の信頼を置いて。

LDKの海側一面の大開口により、室内と景色がまるで一体となったような空間。そこにはゆったりとした穏やかな時間が流れている。

善応寺の家(注文住宅・新築戸建)の情報

作者
西下太一建築設計室
所在地
概要
敷地面積 743.00㎡(224.75坪)
延床面積 138.56㎡(41.98坪)
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