変形(旗竿35m)敷地約150坪。南斜面地に建つ4人家族の平屋の住宅です。
小田急線 東海大学駅前徒歩数分の立地なのですが畦畔地(土手)が南面にあり南傾斜地ということもありかなり広々のんびりとした印象です。
変形(旗竿35m)敷地ですので建物までは1.南側道路からは35mもの坂道+約20段の階段を登る。
もしくは2.北側の幅1mの細いあぜ道(歩行者専用)を50m歩く。というアプローチ。配置とアクセス方法は検討を重ねました。
斜面地平坦部分におおらかな在来木造平屋を提案しました。大開口のあるLDKを中心に計画。
駅近くにありながら奥まった斜面地の特徴を生かし南面LDKに11Mフルオープンの大開口を設け建物回りに延30Mの縁側デッキと一間張り出た大きな軒を配し縁側デッキはコンクリートの片持ちスラブで軽やかにデザインしています。
大開口を全て開放してすっきり収納できるような枠まわりのデザイン
薪ストーブ周辺壁と同じレンガタイルを貼り統一感をもたせました。 座ったまま作業ができるような椅子を兼ねた収納ワゴン。お手持ちのビン類、調味料、ナイフ類を計測し作成した引出し。3Dシンクをとのご要望に応えLayered Sinkを設置。背面収納は鍋、ざる、ボウル類を置くために棚の内部をステンレス貼。 食品庫に調理家電類を納めLDK側はすっきりとさせました。
光の取り入れ方が単調にならないように天窓と地窓から採光、採風
日々のリセット空間としての高野槇浴槽のある浴室。 柔らかな色味でまとめました。
大開口 明るくデッキを照らします。