大阪の南部には、たくさんのため池があります。
この住宅の裏手にもため池があり、静かで穏やかな自然を感じることができる環境が広がっています。
この自然環境を生かすために、テラスを池のほとりに作りました。
テラスは軒が少し深くなっており、バーベキューを楽しんだりハンモックでのんびり過ごしたりすることを想定しています。
リビングルームはテラスの隣に配置され、テラスと池とを眺めることができます。
水平な池の水面に垂直に無線の鉄塔が立つ、印象的な風景がテラス越しに広がります。
また、風を通すために、道路側にも窓を設けました。
ただし、道路は近隣大学の通学路となっているため、外からの視線に配慮する必要がありました。
窓の道路側に植物を植え、リビング側に階段を設けて、視線を程よく遮るようにしました。
また、リビングと階段の間にある引き戸を開閉することで、視線の調整もできる計画としました。
のどかな環境と快適な居住空間を組み合わせることで、穏やかで楽しい生活を実現しています。
静かで穏やかな自然を感じることができる環境です
車庫からは雨に塗れずにアプローチ
間接照明で陰影のつくタイルを貼った玄関
光を通すスケルトン階段
階段とリビングは3枚引き戸で開閉できます
階段が外部の視線を和らげます
テラスに面した2面の窓
テラス越しに池が望めます
池の水面に垂直に無線の鉄塔が立つ印象的な風景
少し深めの軒があるテラス