間口4.5mの細長い敷地に家族3人が楽しく暮らすための計画。
建蔽率40%、容積率80%、3階建は禁止という大変厳しい法規制である。
平面の小ささが心地よく感じられるプランを目指し、食事をする場所は寛げるリビングを兼ねる計画になっている。
南北に伸びるバタフライ屋根、中央に設けた小屋裏へと繋がる螺旋階段、小さな隙間に配置したワークスペース、それぞれに理由があり、何一つ無駄の無い緻密な設計を施した。
施工技術の高さにも助けられ、豊かで可愛い宝箱の様な家が完成した。
Photo by 繁田諭