戸建て和風建築のリノベーション計画。
シンプルながら素材のこだわりのある既存建物の建築部材を継承し、それを活かしながら明治・大正の時代の移り変わりを彷彿させる「和洋折衷」のインテリアを表現すべく、当時の建材を取り寄せて「足し算」の建築を実現させた。
おもてなしの場である玄関ホールは正面を黒漆喰塗りで整え、上部には昭和期の孔雀板絵欄間を設置しながら両サイドの引き戸も昭和期の欅玉杢黒格子戸を計画している。
▾詳細はHPのworksをご覧ください。
https://www.cdw88.co.jp/work/detail0082.html
味わい深い孔雀絵の板欄間にレトロな照明を計画。
客間には茶室としても利用するため、既存開口を絞り、庭を臨む低い位置にはめ殺し窓を計画。換気窓は大正時代の簾戸づくり小型欄間で計画した。
2種類の苔とモミジを取り入れた庭を眺める。
大正期の建材に合わせて、和洋折衷の変化を表現したアンティークタイルの洗面台。(左のトイレ扉は大正期の杉引き戸)
浴室の改装。
ブルーのタイルと木爪ガラスの横桟まいら風建具の台所。