グリッドに配置する「柱」を構造体としての柱にするのではなく、1坪のスケールに拡大させた「部屋」にすることで用途を生み出し、ダイナミックな空間に印象付けた。この「柱部屋」は納戸、パントリー、書斎、ピアノ室、ホールなど各エリアで最適な用途として機能させながら、木の中で過ごすキツツキのように、「柱の中で過ごす」面白さ、高揚感を演出しようと計画した。
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グリッドの上に等間隔に並んだ柱部屋を造ることで内外を繋ぐボーダーレス空間を実現させた。
Grid
(グリッド:格子状、方眼状)
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▾詳細はHPのworksをご覧ください。
https://www.cdw88.co.jp/work/detail0083.html
土地の面積は広いのだが形状が「凸型」になっており、敷地内に井戸が存在する計画地にて明るく開放的な平屋というご要望をいただいた。
また、敷地形状をうまく使いながら井戸も利用したいとのことだった。
自然光を取り入れるために、南側を大開口にすることはもちろんだが、各方位からの拡散光を入れることで室内の明るさを十分に確保しつつ、屋外を室内に取り入れ、平面的な面積以上の広がりを演出させようと考えた。
外部からのアプローチ【1坪柱部屋は鎧張りセメント板:(SOLIDO)】
各方向に広がりを持たせる柱のグリッド連続配置を強調しすぎると大ホールのようになってしまい、広すぎるが故に「住宅」として居心地が悪くなることを懸念した。 柱部屋で連続はさせているが、あからさまにその手法を強調しすぎないようにキッチン背面の壁の色などを柱部屋の濃いカラーに近づけるようにして室内のインテリアをなじませている。
和モダンのご要望があったため、床の間、床柱、仏間、神棚を再解釈して、照明で床柱を表現した
制作のスイッチ/自然光を取り入れるパウダールーム/ウィリアム・モリス壁紙のトイレ