道路側の開口部を小さくして、スリットのある塀を1階の開口部の前に作って、道路からの視線を緩く制御しました。
また2階には大きなバルコニーを設け、建築主様の好きなGreenを置いてバルコニーを庭のように扱い、2階での開放感を演出しました。
2階はプライベート専用ですが、1階のリビングダイニングのリビング部分は可動の間仕切りによって、独立したゲストルームに早変わりします。
ダイニングからは、キッチンを通って玄関への裏動線が確保されています。
破風板を薄して、屋根の軽やかさとシャープなライン強調しました。
破風板を薄して、屋根の軽やかさとシャープなライン強調しました。
読書とクラシック音楽とグリーンが好きな建築主の為の住宅です。 個の時間をゆったりと楽しめるように、外部とは繋がりながらも外からの視線を制御し、内部からは視線が抜けていく開放感を主に考えてあります。
天井の構造材をすべて表して、ダイナミックな天井としました。
床は黒い墨入りのモルタルで仕上げました。 黒い床によって、木目との対比が鮮明になりました。
落ち着きを得る為に開口部は小さめで、天井高さは低く抑えて、北側の安定した淡い光が入ってくるように意図しました。
キッチン:ステンレスの業務用のキッチンに合わせて、照明器具とレンジフードもステンレスにしました。ステンレスとタイルが清潔感を醸し出します。
個室を通った光が「透明ガラス」によって階段にも注ぎます。
鉢植えの植物を沢山置いて、「庭のように楽しむバルコニー」です。
完成時には感動して頂いて、しばらく床に座り込んで空間を味わっていました。