半世紀地元に愛され続けたモータースの新社屋。
昭和のモータースをいかにこれからのモータスへと受け継ぐかが主題となった。
昔の店舗兼住宅の型式の様に、道路に面した作業場から入り事務室へと続く構成、住宅地に建つ親しみ深い切妻の形状、庇等、は区画整理で一新される新しい風景の中に、地域の人の記憶と店主と地域の繋がりを紡ぐため、必然的に継承される型式である。
過去、現在、未来を表す3つの屋根は、この地域に立ち並ぶビニールハウスや遠景の山並みと呼応し、昔からある風景の一員として再びこの地に根を下ろす。
旧社屋の後方に新社屋の建設
深い切妻の形状
夕景
工場内に連続する山形の形状
事務室から作業場を望む
顧客は愛車が手入れされていく姿を傍らに見ながら一日を過ごす