和モダンのじぶんち
(注文住宅・新築戸建)

根岸達己建築室

和モダンのじぶんち

自然が多い場所で、焚火や仕事をしながら暮らしたいという思いがつよくなり、60年間住んできた東京都板橋区をはなれ、埼玉県日高市に移住することを決意しました。
都内での仕事も多い為、交通の便がある程度良くかつ自然豊かな土地を1年以上探し、この土地と出会いました。

この土地は、市が管理する農業用池に面した土地で、水害のリスクも低く、プライバシーの確保された緑多き土地です。
水辺のため、野鳥の数が多く、目や耳を楽しませてくれています。
鳥の声で朝目覚めるのは、東京で経験したことがないので大変感謝しています。

移住への思いのひとつが、焚火をしたいという事でした。
東京にいるときは、焚火をするためにキャンプに行ったりしていました。
ここでは、焚火台を池のほとりにつくり、キャンプに行かなくても、家で焚火ができてとても幸せです。
雨が降らなければ、冬以外は外で焚火をしながら食事をしています。

今では、近所の人に野菜の作り方を教わりながら、畑で野菜もつくり、理想的な移住生活をしています。独立した子供や孫たちも、東京にいる時より家に遊びに来ることが多くなりました。

和モダンの小さな8帖リビング

和モダンの小さな8帖リビング

登り梁の現し天井とした和モダンなリビングです。 我が家の生活スタイルは、リビングとダイニングを分けて使う生活ではなく、食事をした後もその場所でくつろぐスタイルです。そのため、通常よりもテーブルを低くして、椅子は一人掛けのソファーとしました。

焼杉の外壁と深い軒

焼杉の外壁と深い軒

これは焼杉という伝統工法の外壁材です。 杉の板を焼いて、炭化させて耐久性を高めたものです。 BBQなどで使う炭が腐らないのと同じ原理です。 私がこの外壁に決めた最大の理由は、時間が経つにつれて味わいが増す素材だからです。 工業製品の多くは、完成した時が一番きれいで、だんだん劣化していきます。 しかし、焼杉は、時間が経つにつれて表面が風化し、だんだん色が柔らかくなり、美しくなります。 どんな表情になるのか、10年後20年後が楽しみです。

トクサの生垣

トクサの生垣

目隠しの塀は、人工的なブロック塀やアルミフェンスより、自然の植物で造りたいと思って造った生垣です。 この植物の名前は、オオトクサといいます。 少し草丈の小さいトクサもありますが、このオオトクサは、2M近くまで成長します。 つくしの親戚であり、垂直に伸び、和モダンの雰囲気のある丈夫な草です。 しかし、竹などと同じ地下茎の植物。 区画を造った中で育てないと、知らぬ間に広がり、近隣に迷惑をかけることもあるので注意が必要です。

ペレットストーブ

ペレットストーブ

このストーブは、ペレットストーブというもので、木質チップを燃やすストーブです。 薪ストーブに比べて、メンテナンスが楽なストーブです。 また、煙があまり出ないので、住宅街でも使用できます。 我が家にペレットストーブを選んだ理由は、暖かい時期や昼間は、外で薪を燃やして焚火を楽しんでいるので、部屋の中は、メンテナンスが楽なペレットで炎を楽しむことにしました。 炎のゆらめきが、インテリアの一部になると、ゆったりと時間が流れます。 現代の生活環境に炎のゆらめきを入れるのも、和モダンのひとつだと思っています。

和モダンのじぶんち(注文住宅・新築戸建)の情報

作者
根岸達己建築室
所在地
埼玉県日高市
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