まるで北海道を思わせる広々とした住宅街の一角に、真四角のプランに方形の屋根を載せたシンプルな住宅を作りました。
屋根の中心がトップライトのようにぽかんと抜けています。あたかも家の内部に取り込まれたような感覚を持つ中庭です。切り取られた空が四周のガラスに反射し不思議な光景を作り出し、春夏秋冬、朝昼晩で様々な表情が見られます。
内部は無垢材のあらわし。外部も焼杉板。薪ストーブもある、自然と一体となった暮らしが営める住宅です。
生活の中心となるリビングダイニング。庭と中庭の両方に面する。テレビの奥にワークコーナー。その奥に玄関。
左手奥は主寝室(和室)。中央奥がキッチン。右手のダイニングには薪ストーブも設けている。
サザンカのシルエットが浮かび上がる幻想的な夜景。中庭越しにリビングダイニング。その奥に庭を見通せる。
カーポートとアプローチと門。門扉は特に設けていないが、空間にけじめをつける境界として機能している。
広い庭に面するアプローチ側の端正な外観。
やや奥まったところにある玄関。リビングには縁側を設けている。
木の香りがする浴室。ここも構造あらわし。内部結露を防ぐため、内部と外部の透湿抵抗の差を大きくし、小屋裏の通気も取っている。